FXが本を読んでも勝てない理由【絶望します】
こんな疑問にお答えします
確かに本を読むとFXでは勝てそうですが実際は勝てません。これは僕も経験しましたが真実です
今でこそ僕はFXではそこまで負けませんが昔はいっぱい本を読んでは負け、いっぱい本を読んでは負けを繰り返してました
この記事ではその理由をまとめていきます
FXの本を読んでも勝てない理由
さてもう結論は言いましたが、FXでは本を読んでも勝てません。
勝てるかもしれませんが大体の人は勝てません。
その理由が以下です。
本のとおりに行くならみんな勝ってる
まず本の通りにはほとんどいきませんFXでは。
これは考えればわかることなんですけれども、本の通りに行くのであれば誰でも勝てますし、そんな簡単なゲームは無いですよね
でも多くの人は本を読めば勝てるようになると考えていっぱい本を読みます。これは無駄です
その理由を解説します
本は「すでに描画されてる過去チャート」に最適化されてる
実はFXの本はよーく考えてもらうと分かるんですけども、すでに描画されている過去チャートをもとに書かれています。
つまりそこで書かれている理論だったりチャートっていうのは先が見えた状態で分析されたものになります。
でも実際のFXでは常に先の見えないチャートの中で、この先どうなるのかを考えていかないといけません。
なので過去を見て分析されている本の内容は、実際のチャートではその通りにいかないことの方が圧倒的に多いんです。
だから本を読んで鵜呑みにしてトレードをしている人はこぞって負けて資金を減らします
なんで本の通りにいかないの?
これはFXの相場の構成要素がより複雑だからです。
例えば時間足だけでも複数ありますし、指数などの予測できない要素などなど、本では書ききれないほどにいろんな要因が絡まってチャートは形成されています
FXの本では基本的には単一時間足の中だけで分析されていることが多いです。それも本を読んでも勝てない理由の1つですね
すべては上位足の環境認識次第
FXはマルチタイムフレーム分析と言う複数時間足を見て相場の状況を分析する方法がメジャーなんですけども、多くのFX本はそれを想定していません。
基本的にはどんな相場の状況があったとしても上位足の分析なしにはトレードはできません
本でどんなに、
ここで買えば勝てる!
って言うパターンがあったとしても上位足の条件が揃ってなければ、それは結局負けてしまったりします。
その例をちょっと紹介します
三尊逆三尊がでてもかてない
これはかなりメジャーなチャートパターンですよね。こういうやつです
本を読んだ人は何度も目にしたことがあると思います。
さらに勝てるトレーダーさんでもこの形は有効だと声高に言っていることも多いです。
例えば仮想通貨トレーダーでかなりの額を稼いでいるカズマックスさんも三尊逆三尊をメインに分析したりしています。
【日経】
日経は、大きな下落もなくこのまま一枚目の三尊否定して上に打ち上げそうですな^^
最重要赤線トレンドラインでしっかり反発して、最高値まっしぐらですね(^^)/
テクニカル通りでかなり分かり易くて調子よし。
※だいぶ上がったので、今からのエントリーを推奨するものではありません。 pic.twitter.com/s8L8SuX38c
— KAZMAX(吉澤和真) (@Kazmax_83) September 19, 2019
でもこの三尊逆三尊ですがどんな状況でどんな形で出てくるかによって有効だったり無効だったりします
例えば上位足が強烈な上昇なのにも関わらず、例えば5分足で三尊が出ましたと。
その場合この5分足の三尊は多くの場合で否定されることが多いです。その後普通に上がっていきます。
なのでここでショートをしていた人たちはもれなく損切りにあります。
じゃあこれはなんでそうなるのかといえば、下位足は、上位足にのまれていくからです。
基本的に下位足と言うのは上位足の流れに飲み込まれます。
当たり前ですけども5分足より上の足のほうが強いわけですなので、5分足で三尊が出たとしても、上位足が急激な上昇トレンドの場合その懐圧力に飲み込まれていくわけです。
また何の抵抗でもないところで出た場合、それも否定されることが多いです。
なぜならそこは買いや売りの攻防が一切起きない場所なので、上位足のトレンドが肯定されやすいからです
こういった理由から、よく本では三尊逆三尊が出たらエントリーだと言われてますけど、結局それも上位足の環境や抵抗次第なわけですなのでチャートパターンに素直に従う人はもれなく負けるわけです
ダイバージェンスは効かない
チャートパターンで人気のダイバージェンスも同じです。こういうやつです
ダイバージェンスが来たらトレンド転換だ
と本では言われてますけど、これも結局上位足の環境次第になります。
例えば売りの形のダイバーが発生したとしても、上位足が強烈な上昇トレンドだった場合それは無視して上がっていくことも多いです。
もちろんきくこともあるけども大抵の場合はだましになります
こーゆーこういう上位足を含めて判断すると言う事はあまり本には書いてありません
FXの本はあくまで知識の補填でしかないから勝てない
ここまで読むとわかると思いますが、本はあくまで知識の補填にしかなりません。
実際の相場ではその説明書き通りにはやっぱり行かないし、それができるなら今頃みんなFXで大金持ちになってますよね?
お勉強大好きなガリ勉君は最強のトレーダーのはずです。でも事実そうなってはいません。
つまりFXの本はFXで勝てるかどうかに直接は関係がないってことです
必勝法は本にも情報商材にもない
よく手法をネットや情報商材本で探す人いっぱいいますが、それはどこにも存在しません。
もちろん巷の商材や本が詐欺と言うわけではありませんよ?
その商材の作成者さんは多分稼げてます。
でも手法の表面だけ習った習ったとしても勝てません。
なぜなら その手法の裏側にある根拠や経験までは真似できない からです。
なんでもそうですけども表面だけを真似してもそれは偽物でしかないですよね。本田圭祐の真似をしてもプロのサッカー選手にはなれない、そんな感じです。
じゃあどうしたらFXで本当に勝てるようになるのかそれをお伝えします
FXで勝つには、読書より実戦が必要
FXで勝つには商材や本で勉強するのではなく、実践経験を積むのが1番効果があります。
これは考えてみるとわかるんですけども、FXは仕事です。金稼ぎですよね?
つまりお勉強ではないわけです。テストもありません。つまり机上の空論は意味がないってことです。
営業とかやったことある人はわかると思うけど、営業がうまくなる本を読んだとしても営業は上手くならないですよね?
実際に営業して失敗して経験を積むから上手くなるわけじゃないですか?それと全く同じです。
つまりFXも最低限の理論を身に付けたのであれば後はもう経験していくしかないと言うことです
FXは知識のゲームではなく、技術のゲーム
というのもこれは自分がFXをやってて感じたことなんですけど。FXは知識のゲームではなくて技術のゲームです。
何を知っているかではなく何ができるかの方が大事です。
どんなにちゃんとパターンを覚えてても、実際の経験から推測される「この後の値動き予想」みたいなのには勝てません。
つまり必要なのは、
- 先がわからない相場の中でどう立ち回るのか?
- もし含み損を食ったときどう対処するのか?
- どこでエントリーしてどこで決済するのか?
などの技術なんですね。
でもこの技術はお勉強じゃ手に入らないです。
実際のトレードで勝ったり負けたりして必死に分析して、また勝ったり負けたりして資金をリスクにさらす晒す恐怖を味わった上でしか手に入らない経験値です。
これを知らずにお勉強ばっかしているとずっと勝てなくなったりします
よくアナリストとか評論家が為替に関してあーだこうだ言ってますけども、結局彼らはじゃあ相場で勝てるのかと言えばそうでないことの方が多いです。
彼らは知識があるので喋る事はできるけどそれと相場の世界で利益を上げる事はイコールになってないわけですね。つまりそういうことです
技術を身につける方法
じゃあどうすればその技術が身に付くのか?と言えば2つ方法があります。
- 1つは実際の相場で戦う事で経験を得ること
- もう一つは練習ツールを使って練習をすること
どっちが良いかと言えば、どんなに資金がなくても実際の相場で戦うことです。
練習ツールの場合は、お金を失う事は無いけども実践のようなお金を得られる欲望も恐怖も経験できません。
FXは結構メンタルゲームでもあるので、このメンタルの部分がないとちゃんとした経験値にはなりません。
ただ手法を覚えるとか自信をつけるって意味では練習ツールも有効です。
じゃあどの練習ツールが良いのかと言えば、練習君プレミアムと言うものがお勧めです。
これは過去10年位のチャートを使って実際に動く側の中で本番環境に近い状態でトレードできます。なので僕も結構使ってます。
(ページは怪しいけどめっちゃいいツールです笑)
って方はには強い味方になります。
最初に20,000円ほどかかるけどまぁ安い投資です。
FXを本で勉強しても勝てないけど、ある程度は必要
さて散々FXは本で勉強しても勝てないと言いましたけど、じゃぁ本を読まなくて良いかというとそうではないです。
読んだ方が良い人もいるし、読んだ方が良い状態っていうのもあります。
最低限の知識は必要
まず何するにしてもそうですけど、最低限の知識っていうのは必要ですよね?
例えばこのブログを読むと、ちょいちょい専門用語的なものが出てきますけども、それが全く意味がわからないレベルの場合、それは知識不足なので本やGoogleで検索して勉強したほうがいいです。
さすがに丸裸でチャートに立ち向かっても、それは戦地に丸裸で赴くようなものなのでちょっと無防備すぎますよね
技術が武器だとすれば知識はそれを操る器です。
知識だけじゃ勝てないけど、武器を使いこなす知識がないとそれもまた勝てないわけです。
なので全く何もわからない方はまず本を読んだほうがいいですよ!
オススメ本はまた別の記事にまとめますけど、とりあえず1冊だけ知識をつけるための本を紹介しときます。これだけ読めばとりあえずは大丈夫です
勝つための土台をつくるのが読書
そんな感じで読書しても勝てないけども、勝つための土台を作るのが読書の役目です。
何の仕事でもそうですけども、うまくできなかったら調べては分析して知識をつけて、それを実践で試す。その結果を見てまた分析しての繰り返しですよね。
そんな感じでアウトプットありきのインプットをすることです。
それを繰り返すことによって何もなかった土台がですね、少しずつ大きくなっていきます。
日本人は勤勉なので、いちど沼にハマると研究ばかりしてしまいます。これはFXでも同じで、目的は利益を得ることなのに、相場を理解することばかり考えてしまいがちです。
そうなる人が多いので、そうならないように注意しましょう。
読書はあくまで手段であり目的じゃないよと言うことです
土台を築いた後は、実地訓練のみ
土台を築いた後はもう実地訓練のみです。
仕事風に言えばOJTですね。
FXは無知のままやると破産するって怖がられてますけど、実際はそんな事はないです。
証券会社にもよりますけど、ロットを最低にしてトレードしていれば基本的に溶ける事はありません。解けないって事は破産するってこともありません。
参考記事:FXで人生終了するのは無理ゲーです【でも破産者続出】
でも多くの人は何もわからないくせに一攫千金を夢見てギャンブルかのように大金をBETするから破産するわけです。
参考記事:FXで破産する人の特徴をまとめる【反面教師にしよう】
さてもう怖いものはなくなりましたよね?
お勉強ばっかりしててもしょうがないとも理解できたってことなので、
- 早速口座を作って
- 資金を入れて
- 最低ロットで経験値を積みましょう
証券会社なんてどこでも大丈夫です。そこで勝ち負けは決まりません。どこもチャートは同じです。
準備ができたら後は頑張るのみです。
また手法に関しては何か商材を買ってもいいですけども、無料でそこそこ優位性のある手法を知りたいのであればこちらの本を読むことをお勧めします。
FXの知識だけでなく移動平均線を使ったオーソドックスな手法 を学べます。