人にお金を預けて資産運用してもらうとどうなるか教えてやる【400万円の損害】
為替犬だわん🐶
今回は、僕の過去の失敗談です
日本人は忙しく、めんどくさがりだから、みんな、
- 誰かお金増やしてくんねーかな
- 空からお金ふってこないかな
みたいな、他力本願な人が多いです
その結果、日本でよく売れる投資案件はすべてが「自分で運用する手間がないもの」になってますよね
でも、それで大損害を被った話ってあんまないじゃないですか
だから、ぼくが400万円の損害を被った話をします
この記事をよむと、
- お金において、いかに人を信用すべきでないか?
- 詐欺の手口(別記事にするかも)
- 自分で運用することの重要性
がわかると思います
【重要】人にお金を預けると損します
これは真実です
そもそも、お金の貸し借りでいい思いしたことある人ってあんまりいないんじゃないでしょうか?
小さな額ならともかく、数十万を超えだすと、どんなに仲のいい友人でも疑っちゃいませんか?
実際、少額でも返ってこなかった、むしろ忘れられてたって人は多いはずです
他人にとって、他人のお金はその程度でしかないんです。そもそも論として。
つまり、あなたが信用してお金を預けて運用してくれてるその人も、本質的には、
と思ってると思っておいた方がいいです
これは銀行だろうと、投資信託だろうと、建前は
とか言いますが、実際は、自社の利益しか考えてませんよ。営業マンは自分のインセンティブで頭がいっぱいです
個人から回ってくる投資案件はほとんど詐欺です
僕は数年前、とある人に300万円ほど預けて運用してもらっていました
その人は、
- 芸能界とのパイプが強く、番組も保有(実際、いろんな人と遊ばせてもらいました)
- 3社ほど実態ある会社を経営してて、
- 英語もペラペラの敏腕ビジネスマン
- どこにいってもVIP扱いされてる
という「誰もが信用せざるをえない感じの人」だったわけですね
さすがに、僕自身も、
と思ってたので、ある日、
と言われた時に、余裕でのっかったわけですよ
たかが300万に、悪事を働くメリットがないだろう、と踏んでですね
で、結果として1年ほど回して、けっこう儲かったんですよ
ただ、その頃になってとある事実が発覚したわけです
その人のやってる投資っていうのが「ポンジスキーム」だってことに
ポンジスキームとは?
「出資してもらった資金を運用し、その利益を出資者に(配当金などとして)還元する」などと謳っておきながら、謳っていることとは異なって実際には資金運用を行わず、後から参加させる別の出資者から新たに集めたお金を(やはり運用せず)以前からの出資者に“配当金”などと偽って渡すことで、あたかも資金運用が行われ利益が生まれてそれが配当されているかのように装うもののこと
引用:wiki
きっかけは、知人もいつのまにか投資していて、でも利益も元本も返済がないと騒いでいたことです
幸い、僕は可愛がられてたからか、ずっとそういうことはなかったのですが、
と。
近々、連絡取れなくなる気がするなーと。
予想は的中し、元本どころか利益すら払われなくなり、連絡も付きにくくなりました
ただ、想定リスクには入ってたので、あらかじめ用意していた対処をして回収はできたのですが、危うく400万円以上のお金を失うところでした
(この対処も、ありとあらゆるものを総動員してやっと効果アリなので、基本お金は返ってきませんw)
実はこのポンジスキーム、未だに多くの人がやっていて、常にどこかで誰かがババを引いています
うまく抜けれれば儲かるのですが、信用しきってると全部持ってかれるんですよね
ここらへんの見分け方や手口は、今度別記事にします
何度も言います。個人間で紹介される投資案件は、ほとんど詐欺です
- 仮想通貨のHYIP
- FXで運用してもらえる
- ゴールドがどうとか
- 不動産の所有権がどうとか
- 未公開株がどうとか
金融機関でもない個人から回ってくる話は、ほぼ100%詐欺ですよ
詐欺でなくても、途中で破綻するものばかりです
高配当に惑わされがちですが、その高配当はプロの投資家でも苦戦する利率です(月利30%を毎月とか)。それが実現できる投資案件が、庶民に回ってくることはありえません
特に「誰かの口座にお金を入金するもの」はアウトです
お金のイニシアチブを手放すな
例えば、FXであれば、会社にお金を預けますが、それは基本的に日本金融庁に認められた会社の口座であり、分別管理や資産保全が徹底されています
運用も、引き出しも自分の意思でできますよね
けど、上記のような怪しげな投資においては、そういう投資家保護のルールはありません
会社や個人の口座にお金を入れた瞬間、あなたはそのお金をコントロールできなくなります
引き出しもできません。引き出すには、預け先が振り込み手続きをしてくれないといけないですよね?
つまり、お金の支配権が相手にうつってしまってるわけです
契約書面があろうとなんだろうと、相手が払えない、払わないとなったら当たり前ですが意味がありませんよね?
相手の口座から強制的にお金を払いださせるには、法的な強制力が必要でして、それは契約書だとかではできません。あんな紙切れ、意味がないです。金銭問題においては。
裁判所などの命令があるか、公正証書レベルの書面が必要です
つまり、大抵の場合、自分のコントロール化にない口座にお金を入れた瞬間、そのお金は実質相手のものになったっていえます
認可された証券会社でもない限り、そんな感じです
なので、個人からくる投資案件で相手の口座に入金する形式の場合、ハイパー注意報です
極端な話、海外に飛ばれたらどうしようもないですしね。
僕を詐欺ろうとしたその人も、問題が起きた瞬間に海外に高飛びしてましたし
人にお金を預けて資産運用してもらってトラブったときは、マジで冷や汗もんですよw
なにより、それが信用してた人であるほどに、とってもつらいです。裏切られるわけですしね
自分でコントロールできないリスクを負わないこと
これは投資において超絶重要だと思います
投資(資産運用)では、自分以外は信用しないこと
投資にリスクはつきものです。というか基本、投資=リスクであり、リスクを負うからリターンがあります
でも、そのリスクが、
- 他者からもたらされるのか?
- 自分によってもたらされるのか?
で全く様子が変わります
自分が原因なら、自分をコントロールすればそのリスクは回避できます
例えば、FXなら、
- 損きりできない
- ロットを貼りすぎる
- ポジポジ病
などがありますが、これらは全て自分でコントロールできますよね
なぜなら、自分が資金のイニシアチブを持っているからです
だから、資金に対し最大リスクを2%に抑えるなどが可能になります
でもこれが、人に預ける形になると、すべてがコントロールできなくなります
つまり、リスク100%なわけです
仮に高配当でも、リスク100%を負った上で月利30%では、リスクリターンが合いませんね
だって、元本丸ごと帰ってこない可能性も超あるわけですし。
投資判断も、資金のコントロールも、自分以外は信用しちゃダメです
仮にそれが親友だろうと親だろうと、信用すべきではありません。それが政治家であろうとも、です
人にお金を預けるなんて論外です。
- 投資資金は自分でグリップし、イニシアチブを持つ
- 自分でコントロールできるリスクしか負わない
- 人に頼らず、自分で責任を持って運用する
- そのために学習し、経験を積む
この先にしか、投資での成功はないように思えます
最近は、
- ロボアドバイザー
- 自動売買
- ソーシャルレンディング
などの「第三者に運用してもらう系投資」が人気ですが、これは
という心理をたくみについた投資商品ですよね
悪いものではないですが、個人的には、
と思ってしまいます
だって、それで損しても相手は責任もちませんから
相手がどんな下手くそな投資しても、あなたが責任を負わないといけないんですから
だったら、最初から人に頼るのやめたほうがよくない?ってお話でした