バルサラの破産確率から考える、破産しないFXトレード手法
この疑問にお答えします
この記事を書いてる僕は、いいときでは月利10%を出してる兼業トレーダーです
過去に大きく資金を減らしたことも、追証をくらったこともありません
割と堅実な運用ができてると思いますし、この記事にあることを意識して手法もつくっています
FXで破産することって本当にあるの?
ただしくは、破産(自己破産)できるかは弁護士の範疇になるけど「自分のもってる現金すべてがなくなってしまう、むしろマイナスになる」ことはあります
- レバレッジを過剰に使ったトレードをしている
- かつ損きりをせず、含み損を解消しない
だいたいはこういうギャンブルトレードをしてる場合になります。
FXが儲かるのは、レバレッジという「自己資金以上のお金」を動かして利益を大きくできるからなんですが、これは逆に言えば損失も大きくなるってことです
これを資金に見合わないくらいにつかって、かつ損失を抱えた時にそれを放置したり無限ナンピンしたりするトレードをしてると、あっというまに資金はなくなります
まあ、まとめると、 無理なトレードをしてるとやばいよ ってことです
FXで借金を負うことってあるの?
これもあります
先ほどの、追証などをくらって、持ってるお金じゃまったく払えない、
例えば、
- 全財産:300万円
- 追証の金額:500万円
になったときに、自己破産を考えると思いますけど、もじ自己破産が認めらなかった場合、それは払わないといけないお金になりますね。
そしたらそれは、いわゆる負債となります
イメージ的には離婚時に裁判所より言い渡された慰謝料に近いでしょうか。
これを返済するために借金をするってパターンはあると思います。
FXであらかじめ破産を避ける方法
FXの破産原因が、だいたい追証なので、これがそもそもない証券会社を使うっていう手もあります
具体的には、海外のブローカーを利用する方法です
海外のFXブローカーの多くは、ゼロカット方式を採用しています
なぜ海外FXブローカーはゼロカット方式を採用してるの?
現地国民しか顧客がいないならともかく、各国に顧客がいる場合、回収コストの方が高いからだと思います。
って思うかもしれませんが、注意点がいくつかあります
- 海外fxブローカーは、出金拒否や凍結を食らう可能性もある。その場合、資金はほぼ100%返ってきません
- 日本語サポートがあっても、日本語スタッフがいなくなると英語が必要です
- 日本金融庁的は推奨していません
- 国内証券会社のように、信託保全がないので、会社が倒産しても資金は返ってきません
信託保全とは、顧客資金は会社の資金と分別されてて、仮に倒産しても資金は保障されるていう神制度です
ぼくは海外ブローカーをつかってますが、個人的には、
- 資金が少なく、トレードに慣れないうちは資金以上の損失がでない海外ブローカーを使う
- 資金がうん千万円などになったら、国内業者で保守的に運用
がいいかと思います。
こんな感じで「そもそも破産しようがない」環境ではじめるのは選択肢のひとつです
バルサラの破産確率から考える、破産しないFX手法
では、破産しないFX手法ってあるの?って話です
結論をいえば「絶対に破産しない手法なんてないけど、確率がきわめて低い手法はある」です
その要素をとりだすのに重要なのは、バルサラの破産確率です
バルサラの破産確率とは?
出展:https://toushi-kyokasho.com/the-rate-of-bankrupt-of-bulsara/
これは 「長く続けた場合、自分のトレードがどれくらいの破産確率をもっているか?」 を視覚化してくれる便利なものです
- 横軸:勝率
- 縦軸:リスクリワード率
で構成されていて、マスの中の数字が破産確率です
この数字がゼロに近いほど、安全なトレードができているってことになります
まずは勝率から考える
って思いますが、この表の中の勝率70%以上は非現実的と考えた方がいいです
不可能ではないですが、不可能に近い数字だからです
相場に絶対はない以上、100%ってのはまあ無理なのはわかるかと思います。
でも、いわゆる勝ちトレーダーでも、勝率は60%ほどだったりするのが現実です
ぼくら凡人は、勝率がよくて60%であるという前提で考えた方が無難でしょう
もっと慎重に考えて、勝率40%くらいで考えてもいいくらいです
常に一定のパフォーマンスを出せる保証もないし、負ける時は何連敗もしたりしますので
次に損益率(リスクリワード率)をみる
これは、下に行くほど数字がおおきくなりますが、その方が「リスクあたりのリワードが大きくていい手法」ってことです
たとえば、損益率3とはどういうことか?といえば、リスクの3倍のリワードがとれてるってことです
つまり、3回負けても1回勝てばペイできる手法になっているということ。
リスクリワード率は2以上にしよう
ここで注意したいのは、リスクリワード率は2以上でかんがえることです
これは、2回負けても1回勝てばペイできるというものです
たとえば、3回中2回負けて1回勝てばトントンだとしたら、その勝率は33%です
なので、頑張って勝率50%にすれば資金は増えますし、30%きると資金は減っていくわけです
でも勝率30%になることは、可能性としては大いにあります。
けど、勝率30%でも、リスクリワード率が2なら、致命傷にはなりません。ちょっとずつ減るくらいです。
なぜなら、33%でとんとんだからです
なので、リスクリワードは最低でも2で考えた方が、安全なトレードになります
バルサラの破産確率からみる、破産しないトレード手法の結論
- リスクリワード率:2.5〜3倍以上
- 勝率35%以上
を満たすトレード手法ということになります
グラフをみていただくとわかりますが、これくらいであれば破産する可能性はかなり低くなります
リスクリワードは固定できるので、あとは勝率をあげていけば、より確実です
勝率40%がボトムになれば、ほぼ破産はしないと言える状態になるでしょう
ぼくらは、これを満たす手法を自分でつくっていき、検証し、繰り返すのが仕事です
ぼくのやっている手法は、これを一応クリアしています。
事実、大きなマイナスは食らったことはありません。
こうかんがえると、すくなくともスキャルピングではなく、デイトレ以上の時間軸でやるのが安パイってことがわかりますね!
バルサラの破産確率でだした破産しない手法をつくる方法
- リスクリワード率:2.5〜3倍
- 勝率35%以上
を満たせば、あとはなんでもいいと思います。
スイングトレードでも、デイトレードでも、条件さえ満たせばOKです
あとは、どういう条件がチャート上にそろったらエントリーするのか?を自分で決めるだけです。
これにかんしては、絶対にこうだ!ってものはないので、ふわっとしてて申し訳ないのですが、本などから得た知識をもとに自分でつくるしかないです。
- とりあえず、まずは時間軸をきめる(スイングか?デイか?使う時間足は?)
- そのあと過去検証をして、条件をみたすときのチャートの特徴を洗い出す
ってことをしましょう
それに便利なのが、過去チャートを実際に動かしてエントリーや決済をしながら検証できる練習君プレミアムです
主要通貨は過去10年分くらいは検証できるので、これをまわしながら、データをとりましょう
で、これいけるっぽいな?
というのが見つかったなら、最低ロットで実際のトレードでどうか?3ヶ月くらいやってみて、生のデータをとりましょう。
3ヶ月でプラスになれば、割と優位性高い手法を開発できたといえます
あとはそれをブラッシュアップするだけです
お金が増えればなんでもOKです
ここまでいろいろかきましたけど、正直、お金が増えればリスクリワードがどうとか勝率がどうとかはどうでもいいといえばどうでもいいですw
結局、資金がふえてるのが勝ちであり、絶対指標なので。
でも、だからといって、破産確率が高い手法の場合、一歩間違えると一気に奈落へGOって可能性があるということです
ギリギリの綱渡り的なトレードよりも、しっかり安全性のあるトレードをしたほうが長い目で見ていいです
大事なのは、短期的な勝ちではなく、長期で勝てるかどうか?です
今1億稼いでも、5年後にゼロになってたら意味がないです
今、月利50万でも、5年後にも変わらずおなじようなパフォーマンスをだせる方が優秀だと思います
どっちを目指すか?ではないでしょうか。