億トレーダーAkiさんから学ぶ、守りのFXトレード【大負け防止】
最近の荒れた相場で、大きく資金を減らす人が多いみたいですね
この中で、大きく目立ってるのが、億トレーダーAkiさんのこの含み損です
ここが底だぁ!ともう8回目くらいだが、ここが底じゃなかったら今年は−に転落。
ドル円、間近高値更新からの下げ方はチャート的に最悪で不安が残る。画像3の抵抗割れたらいよいよか…。合計2億の負けになりそう。いつも皆さんに偉そうに言ってきた事を自分自身が見つめ直さなくてはならない。 pic.twitter.com/PvxjekGBYa
— Aki@FX (@aki_fx1) August 1, 2019
今回は、Akiさんから学ぶ、凡人が大負けしないためのFXトレードに関して考察します
当ブログでは、とにかくリスクに関してやたら触れるようにしています
勝つよりも、死ぬほどのダメージを負わないことが重要であり、そのためにはリスク回避の考え方をまず伝えるべきだと思っているからです
ぼくは勝ちトレーダーではないですが、負けトレーダーでもありません
もし勝ちトレーダーになって、人にアドバイスするようになったとしても、勝ち方よりもリスク回避に関してばかり話すような気がしますw
先人のトレードから学べる環境に感謝です
Akiさんのポン円億単位損きりまでのライブ
どこでエントリーしたか?どこで損きりしたか?は、こちらのライブ配信をみていただくといいかと思います
かなり長いですが、ここまでノーカットで出してくれる人はいないので、めっちゃいい教材です
しかも無料という
で、これをみたときぼくは、

為替犬
と感じました
よほどの相場観や判断力がないとできないし、なにより、資金量の少ない人がもしこれをハイレバでやろうものなら、資金を減らすのではなく、ほんと人生終了する可能性があります
Akiさんですら、レバレッジは10倍を最大にしてるようですが、割と100倍とかでやってる人もいますよね
参考:バルサラの破産確率から考える、破産しないFXトレード手法
Akiさんのこのトレードのなにが問題だったのか?
しつこいですが、Akiさんを否定する内容ではないです
ぼくがもし同じトレードしていたら、どこが問題だったか?と、あくまで材料として分析しているだけです
AkiさんにはAkiさんに見えてる相場戦略があります。ぼくにそれはわかりません

為替犬
それを踏まえて、今回の大損切の中にあった「僕らが気を付けないといけない要素」をまとめます
損きり注文をずらしていった (またはいれてない)
ツイートをみていると、損きり注文をずらしていってる描写があります
後出が嫌なので言っておくとポンド円はあと100p耐えて割れたら損切、ここで跳ね返る可能性もまだあるから。上がれば133,8~135で決済。勝率20%くらいだがこれに関してはもう仕方がない。この勝負が終わってロスカットになったら全て生配信で取り戻してやろうかなと思う。結果論のクズ共を黙らせる為に! pic.twitter.com/L2NQ7nm6Lf
— Aki@FX (@aki_fx1) August 4, 2019
やばいけど2016/7の安値更新のちょい下にロスカットを置いてるのでもう見守るだけです🙂残りの資金計算もしたので今は結構落ち着けてます。
トレードでも何でも、やっぱり全力で向き合わないと勝てないですね。相場を舐めすぎてました!他に労力使いすぎてたのかなとも反省…調整しながら進みます!
— Aki@FX (@aki_fx1) August 5, 2019
ロスカットかと思ったら0,5pipsでセーフ💦おぉ、これは流石にドキドキした。
奇跡の上げこい🙏— Aki@FX (@aki_fx1) August 5, 2019
LCだめでした。どう考えても底だと感じてしまい、もっと浅い傷で終われるんじゃないかとLC注文消してしまった。色々言われると思いますが、この玉片付くまでツイート控えます。
何やってるんだろうな…
でも自分が稼いできたお金なので自分の意思で思う様にやってみます。決済したら報告します。— Aki@FX (@aki_fx1) August 5, 2019
というか基本的には入れてないんだと思います
これはおそらくAkiさんが完全裁量トレードだからだと思います
この、損きり注文をずらすっていうのは、凡人トレーダーは一番やっちゃいけないことです
というのも、これをやってしまうと「損失確定から逃げるクセ」がついてしまうからです
誰でも負けるのは嫌
これは誰もが持ってる感情です
そりゃ自分の金が減るのを確定するのは嫌に決まってますよね?

悩む人

悩む人
と「起こるかわからない未来の値動きによる救済」に期待してしまいがち。
そこで、損きり注文をけしたり、ずらしたりします
その結果、救われることもあります。それを経験すると、

為替犬
という変な成功体験を摘んでしまいます
恐怖から逃げるのは人間の機能ですが、これによってそもそも想定していた損きりを変更するのは「感情でトレードしている」ともいえます
感情でトレードするのは、僕が考える、トレードで破産する人の特徴にあてはまります

為替犬
と明らかに確実と言える根拠があるならともかく、そうでない場合は、理論ではなく、感情でやってる時点でやばいわけですね
相場がどこで反転するかなんてだれにもわからない
含み損を抱えてるということは、自分のシナリオと逆行しているってことですよね
相場はいつしか反転するので、自分の思惑通りの方向にはいつかはいきますが、それが
- どこで?
- いつか?
は予測はできても確実なことはだれにも言えません
その、未来の反転に期待をするのは、
- よほど相場観にすぐれているか?
- レバレッジがめっちゃ低いか?
でないと、危険です
レバレッジが1倍なら、それは外貨預金のようなものなので、いつしか戻ってくる可能性があります。それは5年後かもしれませんがw
でもこれが、レバレッジをかけてるとそうはいきません
いつかくる反転を待ってる間に、資金が含み損に耐えられなくなる 可能性の方がたかいです
シナリオからずれたら損きりしよう

為替犬
と決めたなら、その通りに決済した方がいいですね
そうすることで、次の一手が打ちやすくなりますし、いっかい目線をリセットできます。
これは個人的な経験ですが、玉をもったままだと、その玉の都合のいいように考えがちです
一度切れば、フラットに相場を見直せます
そこから入り直せばいいと思います
もし、それでも目線が変わらないのであれば、さらに有利なところで同じ方向に入り直せばいいんです
一度決めた損きり注文は守る
これは守りのトレードにおいては重要なことですね
仮に分割エントリーをするとしても、このゾーン抜けたらさすがに切るなどどときめて、それを機械的に執行する方がいいです
短期足ではいって、時間軸をひろげてしまう
例えば、5分足でエントリーしたとします。で、

為替犬
と決めたとします
そして、その損きり位置に近づいた時に、

為替犬
これ、たしかにあたることもあるんですが、それをやってると、今度は、
日足でここ抜けたら…
月足のここ抜けたら…
と、どんどん時間軸を大きく見てしまいます
で、どんどん損きりを遅らせたりしてしまいがち。
これは結果の先送りでしかないな、とぼく個人は思います
5分足でエントリーした場合、5分足で損きりも判断すべきです
1時間足で環境認識してるのであれば、1時間足のシナリオを否定したら一旦抜ける
上位足の抵抗で反発が期待できるなら、そこでまた入り直せばいいのだとおもいます
または、上位足のラインなどを否定されるまで持っておくというシナリオなのであれば、そこで増し玉し、玉の調整をすること前提でシナリオを組んでおくなどしないとですね
想定外をなくす
散々シナリオシナリオいうてますが、これはひとえに「想定外をなくす」ためです
相場には、億トレーダーでも「これは想定外だった」ということがあります
弱小トレーダーにおいては、想定外の嵐です。
想定外の動きは、以下の2つが原因で起こります
- 要人発言などの第三者のイレギュラー
- 自分の感情による混乱
前者はどうしようもできないです。トランプ氏がいつなにを言うかなんてわかりませんし
でも、自分の感情による想定外はコントロール可能ですね
そのために、シナリオをつくり、それを徹底するわけです
それを崩すと、一気に見え方がかわるわけなので、当たり前ですが混乱します

悩む人
と考えていても、

悩む人
と思った瞬間に、それは想定外の相場に変わります
この想定外をなくすために、
- どこで(どこまで)エントリーするか?
- どこで決済するか?
を決めて、その通りに動くかんじです
そして、 決済注文もあらかじめいれておく こと
そうすれば、仮に要人発言などで大きな動きが起きても、しっかり損きりされます
がおきないようにしておくのは、弱小トレーダーには重要なことだと思います
そろそろ反転するだろうナンピンをしない
昔負けていた時は主に逆張りでしたが、その時大やけどする前の前兆として思いつくのは

為替犬
が多かった
その結果延々とナンピンし余力かメンタルどちらかが限界にくる
FXは大きな動きがあれば、調整もおきます
ずーっと一方的に一直線にうごくことはありません
でも、さきほども書いたように、いつ反転するかはわかりません
それがどれくらいの反発なのか?も正確には予想できません
仮に僕らが含み損を抱えてたとして、

悩む人
でナンピンをするのは自殺行為だと思います
そろそろって時点で、たぶんそれは、感情トレードです
明確に、ここまできたら増し玉する。そのために今の玉は軽めにいれておく。という戦略的ナンピンならいいのですが、

悩む人
というのは、ダメなナンピンです
でも、このダメなナンピンは、想定外を食らってる最中はやってしまいがちです。冷静じゃないからですね
いわゆるお祈りトレードというものになりがちです
しかも、ナンピンをすることで玉が増えるわけなので、そこから逆行したらさらに損失が倍々ゲームでふえます
ナンピンする場合、ここで1、ここまで逆行したら1、ここまできたら本玉で3。ここで抜けたら損きり。など、損きり位置を決めた上で、逆行するほど玉を重くし、取得単価を有利にしていくという「シナリオ」をもって、想定内で行うことが大事だろうと思います
想定外の上で、玉を重くするのは、一歩間違えれば破滅だということですね
守りのFXトレードをするため守ること
- 損きり注文をいれて、ずらさない。ずらすなら、明確な根拠がある場合だけ
- トレード足で損きりなどは判断し、時間足をひろげていかない
- 想定外を排除する
- ナンピンはシナリオに組み込み、想定内で行う。想定外に対してナンピンはしない
ってところでしょうか。
とりあえず、超絶カンタンにいえば、
損きり注文をいれてそれ守れば死ぬことはない。ですね。
言ってしまえば元も子もないシンプルなことですが、それくらい大事なことなんでしょう
損きり注文は、想定外だらけの相場の中で、唯一こちらで絶対的にきめられる要素です
たとえ、損きり貧乏になったとしても、損きり注文をしっかりしてることで、ドカンとまけることは避けられますし、損切貧乏になったら、ロットをおとして損きり幅をひろげれば、また違う結果が待ってるかもしれません
一方的な相場でやられてしまった人の履歴を拝見すると、損きり注文入れてない感じがすごくします
その結果、切るにきれなくなったんじゃないか?という雰囲気。

為替犬
稼ぐのは、それからですね